NHK大河ドラマ「光る君へ」時代考証を担当する著者の新刊。
藤原道長が誕生し栄華を極めるまで、古代の名族はどう栄え、滅んでいったのか?
正史に残された知られざる平安貴族の人生
日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝(こうそつでん)」。
本書では藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで、興味深い人物に関する薨卒伝を取り上げ、平安京に生きた面白い人々の実像に迫る。
出世より仙人に憧れた風変わりな藤原氏の官人、菅原道真より優秀だった祖父の功罪、天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王、そして後世の伝説に繋がる空海の知られざる最期など、出世だけではない官人たちの豊かな感性とともに、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。
原文はすべて現代語訳を掲げ、詳細な系図も掲載。
下記「目次」からご覧いただけます。
倉本一宏氏『平安貴族列伝』発売記念LIVEのアーカイブを配信中