早いもので2024年も1カ月が終わろうとしています。
今年も昨年と同じく年明け早々から沖縄で自主トレーニングを始め、先週末に打ち上げました。
約2週間、年末にイベントで一緒に話をさせてもらったセラピストの岡克己さん、トレーナーの中田史弥さんに帯同してもらい、選手はずっと一緒にやらせてもらっている堂林(翔太)さんと、昨年から来ている末包(昇大)選手、そして今年からは高木翔斗選手と内田湘大選手も参加してくれました。
ちなみに内田選手は先に書いた岡さん、中田さんとのイベントに一般参加で来ていたそうです(笑)。
自主トレ中には体の動かし方を定期的に見てもらっている竹口正範トレーナーにも足を運んでもらっています。
今回は、例年に比べてもすごく充実したトレーニングになったので、どんなことを意識していたのか、特に「体のプロ」が多く参加している僕の自主トレの背景をお伝えしてみたいと思います。
量の前に重要な「スイング」
オフのトレーニングでは「振る量」も大事ですが、スイングを作っていくことも重要です。
その「スイングを作る」というのは、いかに振るか、どうやったらいいスイングができるか、そしてそれをどんなときも――調子のいいときも、疲れているときも――それを再現できるか……といったポイントがあります。
例えば、調子が悪かったとき、「打ち込んでこい!」「もっとバットを振ってこい!」と言われることがあります。それは、ひとつの指導法だと言えますし、実際、バッティングが上向くこともあるかもしれません。
ただ、長いシーズンで「やり過ぎる」ことはケガやコンディションの面でリスクにもなり得ます。...