ポストシーズン進出に向けて「勝利を義務付けられた」試合が続くカブス。打線は徐々に上向きつつある中で、首位クリーブランド・ガーディアンズに三連敗。

 負けられない試合でチームを救ったのは鈴木誠也選手のサヨナラヒットでした。広島カープ時代は何度も「サヨナラ」で勝利を導いてきた鈴木選手のメジャー初の一打。その陰にあったコーチの一言についてお話してくれました。

リラックスして打席に立てた理由は……

 首位のガーディアンズに対して3連敗。プレーオフに向けてなかなか上位と差を縮めることができない中で、痛い「スイープ」でした。

 でも僕たち選手は切り替えるしかありません。

 そういうとき3連戦の初戦は本当に大事です。一つ勝てば3連勝の可能性があり、一つ負ければ全部負けてしまう可能性もあります。

 一つの勝利も落としたくない僕たちカブスにとっては絶対に落とせないのが今日のトロント・ブルージェイズ戦と言えました。

 試合は最終回に3点を奪われ同点に追いつかれてしまいます。流れが悪い中で、なんとか勝ち切りたい――。ファンの方もたくさん残って応援してくれていました。

 カブスのファンは本当に熱狂的です。

 10回、1アウト1、2塁の場面で回ってきたサヨナラのチャンス。

 実は結構、冷静でした。...