本日はニューヨークからお届けします。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

こちらではエレベーターで乗り合わせた人と、ちょっとした会話をすることがよくあります。大したことを話すわけでもなく、たいてい最後に、“Have a good day ” “Have a good night” などといってエレベーターを降ります。

先日、エレベーターに乗ろうとすると、日本人の母子がいて、お母さんから「何階ですか」と声をかけられました。不思議なことに日本人と会うと、意外となんと話していいのかわからず、戸惑ってしまうことが多いのです。中国人や韓国人などアジア系の人も多いので、日本語で話かけていいのか一瞬迷ってしまうというのもあります。

そのご家族は、こちらに来てまだ間もないとのこと。子どもは4、5歳くらいで、日本人と話せるのが嬉しいらしく、「日本語だ、日本語だ」と喜んでいました。

エレベーターを降りるときに、“Have a good night”と口から出そうになったのですが、思いなおして、「モゴモゴ……おやすみなさい。よい夜を」などと、よくわらからない言葉を発してしまいました。

子どもの成長というのは早いもので、きっと英語もすぐに話始めるようになることでしょう。

しかし、別の問題が出てきます。こちらで知り合った日本人のお母さんで、小学校低学年のお子さんがいます。彼女の子どもは、すぐに英語が話せるようになり、最近では「お母さん、その発音はおかしいよ」などと指摘されるまでになったとのことです。

それは、それでよいのですが、あるとき子どもがテレビを見ていて、「あれ、日本語でなんて言うんだっけ」とつぶやいたそうです。

画面にはラクダが映っていました。“camel”という単語が出てきても、“ラクダ”という単語が出てこない。

それに彼女は、危機感を覚えたそうです。今年の夏休みには、旦那さんは仕事があるのでこちらに残り、自分は子どもを連れて一時帰国して、サマースクールに通わせたそうです。

さて、シンクロナスのコンテンツ、「母子ふたりの親子留学」にもこんな話が出てきます。

当時小学6年生だった息子をカナダに留学させてからほぼ2年が経過。学校では100%英語環境で生活していることもあって、まだまだ初心者の段階では...続きを読む

子どもの教育を考える上で、日本だけでなく、海外でという選択肢を考える方が増えてきていると思います。そんなお父さん、お母さんが気になるトピックが満載です!

編集・雪