ジャンヌ・ダルクまたは聖女の行進

出版社:日本ビジネスプレス(SYNCHRONOUS BOOKS)

定価:990円

発売日:2025.2.13

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乃至政彦歴史家
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ジャンヌ・ダルクまたは聖女の行進

15世紀初頭、神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍、イギリスとの百年戦争において母国を勝利に導いた少女「ジャンヌ・ダルク」。

西洋史における重要なひとりとして、日本人にも人気のある彼女だが、「聖人」としてのイメージが先行し、その実像に迫る仕事はとても少ない。

本書はその人格に迫りながら、史料に即した人物像を再構築。考証を進めるうち、本国フランスでも気づかれなかったものが見えてくる——。

異端でもなく、軍事的才能に恵まれた名将でもない「ジャンヌ」とはなにか? 戦国時代の研究で知られる稀代の歴史家が、ひとりの女性の実像に真正面から挑む。
 

著者 乃至政彦(ないしまさひこ) 

1974年生まれ。高松市出身、相模原市在住。著書に『戦国大変 決断を迫られた武将たち』『謙信越山』(SYNCHRONOUS BOOKS)、『上杉謙信の夢と野望』(KKベストセラーズ)、『平将門と天慶の乱』『戦国の陣形』(講談社現代新書)など。書籍監修や講演活動なども行なっている。

プロフィールページ

はじめに
第一回:一四一二年、祭日の夜に生まれたジャンヌ
第二回:百年戦争とフランス王国の分裂
第三回:ブルゴーニュ派とアルマニャック派とイングランド
第四回:シャルル七世の義母ヨランド
第五回:リッシュモンの活躍
第六回:オルレアンの抵抗
第七回:ドンレミ村で孤立するジャンヌの父
第八回:ドンレミ村を出た子供
第九回:司令官への訴えをジャンヌ実母が主導
第十回:ジャンヌ・ダルク傀く儡ぐつ説の真偽
第十一回:人工聖女を創出した人々
第十二回:シノン騎行の若き護衛たちと男装の村娘
第十三回:人工聖女とシノンの王太子
第十四回:オルレアン籠城戦とニシン合戦
第十五回:ジャンヌの進発
第十六回:デュノワの時間稼ぎ
第十七回:小勢でオルレアンに入ったジャンヌ
第十八回:ジャンヌ派躍動とオーギュスタン砦の奪還
第十九回:トゥーレル奪還とオルレアン解放
第二十回:フランス軍の逆襲
第二十一回:パテー会戦
第二十二回:シャルル七世のランス入城
第二十三回:国王の戴冠と公国の陰謀
第二十四回:フランス軍の敗戦
第二十五回:国王の資金難と新たな人工預言者
第二十六回:囚われた奇跡
第二十七回:ジャンヌ暗殺
【余章】ジャンヌ・ダルクと平将門
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