マッテオ・マラーニ

【動画】セリエA発アウシュヴィッツ行き~悲運の優勝監督の物語

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マッテオ・マラーニ 特別講演75分!

『セリエA発アウシュヴィッツ行き~悲運の優勝監督の物語』の著者で、イタリアサッカーリーグ・セリエCの会長を務めるマッテオ・マラーニ氏による貴重講演。

監督としてインテルとボローニャを率いて計3度のリーグ優勝を成し遂げた「近代サッカーの父」アールパード・ヴァイスの悲劇を追った『セリエA発アウシュヴィッツ行き~悲運の優勝監督の物語』について、ヴァイスの半生を書籍として残すことに決めた理由、故人を調査する上での困難など、著書執筆の裏側を語ります。

また、イタリアサッカーリーグ・セリエCの会長の立場から、世界最高のリーグとしてビッグプレーヤーたちが集まった2000年代のセリエAと現在の同リーグを比較し、これからのイタリアサッカーに必要な施策について話しています。加えて、特別に日本サッカーへの提言も残してくれました。(Vol.1~Vol.3)

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監督としてインテルとボローニャを率いて計3度のリーグ優勝を成し遂げた「近代サッカーの父」アールパード・ヴァイスの悲劇を追った『セリエA発アウ...続きを読む
イタリアサッカーリーグ・セリエCの会長の立場から、世界最高のリーグとしてビッグプレーヤーたちが集まった2000年代のセリエAと現在の同リーグ...続きを読む
イタリアサッカーリーグ・セリエCの会長の立場で語る、これからのイタリアサッカーに必要な施策&日本サッカーへの提言続きを読む

出演

マッテオ・マラーニ
(セリエC会長)

1970年ボローニャ生まれ。イタリア3部リーグ、セリエC会長。サッカー連盟運営のカルチョ・ミュージアム副館長。ボローニャ大学では史学を専攻。卒業後、スポーツ・ジャーナリズムの世界に入る。特に国内有数の歴史を持つサッカ―専門誌『グエリン・スポルティーヴォ』との関係は深く、1992年から寄稿をはじめ、2008年から2016年までは編集長を務める。同2016 年からはPPVの『Sky Sport』『Sky Italia』でディレクターとして活躍、サッカー部門の責任者も歴任する。2007年に執筆した『セリエA発アウシュヴィッツ行き』でキエーティ・スポーツ文学賞を受賞。本業に加え、ボローニャ大、ミラノのIULM大でジャーナリズムの講義も持つ。

小川光生
(通訳)
(大阪芸術大学文芸学科教授)

1970年静岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1999年からイタリアに渡る。現地のプロサッカーリーグ、セリエAなどの取材を続けながら、雑誌(ネット)記事の執筆・翻訳、サッカー中継のインタビュアー、テレビ番組のコーディネーターなど多種の仕事に携わる。2010年以降は、長友佑都選手、本田圭佑選手のインタビュアー兼番記者として年間50試合近く、現場でインテル、ミランの取材を行う。東京オリンピック・パラリンピック2020では柔道、空手、ライフルなどイタリアの複数のナショナルチームの通訳も務めた。著書に『サッカーとイタリア人』(光文社新書)などがある。大阪芸術大学文芸学科教授。

内容

 戦前、世界最高峰のサッカーリーグの一つ、イタリア・セリエAのインテルで1度、ボローニャで2度優勝を果たした名将がいました。今なら、その動向は常に注目されるはずですが、彼は突然消えてしまいます。妻と幼い子供2人もろとも。

 後年、あるイタリア人ジャーナリストが、歴史に埋もれた彼の足跡を追います。本書の著者、マッテオ・マラーニ氏です。地道かつ長期にわたる調査の結果わかったのは、なんとも悲惨な結末でした。彼は家族とともにホロコーストの犠牲となっていたのです。

 あまりにも華やかな舞台から、個人では避けられない歴史の闇へと吸い込まれていく数奇な人生。それを掘り起こそうとする狂気じみたジャーナリストの熱意。

 本講義では、歴史の闇に迫るとともに、調査報道の方法論について、また、現代イタリアサッカー事情についても語っていただきます。

 本書は、サッカー本大賞2023読者賞を受賞しました。