アーロン・ジャッジとともにヤンキースに入団(2013年メジャーリーグドラフト)し、大谷翔平、鈴木誠也(1994年生まれ)と同期である加藤豪将は、昨年、北海道日本ハムファイターズで現役を引退し、現在はトロント・ブルージェイズで分析を担当する。

 日本の野球は遅れているのか? メジャー流はすべて正しいのか? そもそも、日本とアメリカで「野球で育つ」環境はどう違うのか――?

 前回の【加藤豪将の指摘「NPBとMLBは違う競技】に続き、今回は混在する野球界の「データ」「技術」「メンタリティ」についてメジャーリーグと日本の差を完全解説。日本野球が進むべき道を示す。

アメリカで育ち、メジャーリーグドラフトで日本人初の100番以内(66番目、ヤンキースの2巡目)に指名をされ、最後は北海道日本ハムファイターズ...続きを読む

=加藤豪将の視点「野球人生の転換期と日本野球への提言」INDEX=

〇加藤豪将のターニングポイント
 ・技術よりメンタル
 ・いいコーチの条件
 ・野球人生「唯一」の後悔etc.
〇野球人生の恩師の練習法とは?
 ・やり取りで「自分を知る」「自分を教えられるように」
 ・指導は「データ」がベース?etc.
〇今、日本の野球界に伝えたいこと
 ・怖がったプレーが多い
 ・もし清宮幸太郎、野村佑希がアメリカで野球をしたら?
 ・1年を無駄にしないアメリカ
 ・データは「20年差」
 ・データが日本に浸透しない理由etc.
〇日本球界におけるデータ活用
 ・アメリカの高校でデータを知らない選手はいない
 ・「何をやればメジャーリーガーになれるか」という答えがある
 ・データが「無駄な練習」を減らした
 ・データは「暗闇を真っすぐに照らし」「道を広げた」
 ・オールスタ―選手・パレデスはデータが見つけたetc.
〇アメリカに伝えたい「日本式」は?
 ・ファイターズの「フォークボール」研究
 ・練習量が多いメリットetc.
再生時間:26:04
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