カナダで留学を考えた場合に、最初にチェックしておくと良いのが、カナダで勉強したい留学生のためのカナダ政府の公式ウェブサイト「EduCanada」です。メインページは英語とフランス語しかないのですが、カナダ留学にまつわる多くの情報がこちらで得られます。ブラウザによってはウェブサイトを翻訳して表示させることもできます。
子供の学校を選定する流れは2ステップ ①地域の決定 ②学校の選定
そして、いざ子供を留学させよう、または子供と一緒に渡航して親子留学しようと決めた場合、悩むのが学校選びですよね。
カナダのバンクーバー郊外に小学校から子供を留学させた我が家の場合だと
①カナダのどの州、どの地域で留学するかを決める
②地域内でどの学校にするかを決める
という流れで学校を絞り込みました。
私自身は、日本からの近さ、時差、都会すぎず田舎過ぎないバランスを考え、バンクーバー地域にすぐに決めてしまいましたが、どの州、どの地域にするかを決めるには、ヒントになる情報がいくつかあります。
②留学する地域を絞り込む方法
ひとつ目はカナダ大使館が主催、もしくは後援するイベント「留学フェア」などに参加すること。このフェアでは在日カナダ大使館によるビザセミナーや留学の概要の話が聞けたり、カナダのさまざまな州の教育委員会(公立の学校)や私立の学校が参加しており、話を聞くことができます。
担当者は日本人のこともあるし、日本語を喋らない担当者の場合も通訳が入るので、日本語で情報を得ることができるのがメリットです。私もこのフェアに参加して、複数の教育委員会の話を聞きました。ここが良いな、興味があるなと思う教育委員会が見つかれば、地域を絞り込むことができます。
2つ目は、子供だけがホームステイをする場合は一律の金額なので関係ないと思いますが、親子留学をする場合。家賃相場でどの地域の学校(教育委員会)に申し込むかを決めるのも現実的な視点です。
私は当初、バンクーバー教育委員会への申請を考えていましたが、家賃が高すぎて断念し、バンクーバー郊外の教育委員会に決めた経緯があります。
カナダの家賃の高さランキングはこちらから見ることができます。カナダの中でいちばん家賃が高いのがブリティッシュコロンビア州のバンクーバーなんです。
年々家賃は上昇していて、バンクーバーの場合、1ベッドルーム(1LDK相当)でさえ、2724ドルが平均値。2ベッドルーム(2LDK相当)では3648ドルが平均値になります。私が賃貸住宅をカナダで初めて借りた2022年よりも家賃相場は上がっていて、当時は2ベッドルームを借りたのですが、今では1ベッドルームにしか手が出なくなっています……。
また、カナダの賃貸住宅は1年に1度数%まで(法律で決まっています)なら家賃を上げてもいいという状態なので、最初に自分が出せるギリギリの家賃にしてしまうと、数年後には厳しくなってくることもありますので、気をつけたいところです。
ほかには、知り合いにカナダ留学やワーキングホリデー経験者がいたら話を聞く、SNSなどでカナダ在住者に話を聞いてみる方法もあります。
私は地域を絞り込む際、「治安」についても検索しました。インターネットで検索するとたくさんの情報が出てきて、治安面で気をつけたほうが良い場所が出てきますので、その辺りは避けるのが賢明です。
とはいえ、実際生活してみて気づいたのは、...