私のカナダ滞在方法は、子供のスタディーパーミット(就学許可証)に帯同するビジター

 私は今、母子で合法的にカナダに滞在していますが、その方法はとてもシンプルで良心的。子供がスタディパーミットを取得し、その子供のケアをする親として、ビジターレコードを子供のスタディパーミットと同じ期間、発行してもらうという方法です。子供が複数人いても大丈夫です。

 おそらく子供が高校を卒業するまで(グレード12)は、この方法で滞在できるはずです。

 でもこちらの方法の場合、親である私は観光客と同じ立場であるビジターレコードでの滞在になるので、カナダで働くことができません。

家族全員で滞在する方法は? 親がカナダで働きたいなら?

 なかには母子や父子でなく、家族全員で長期滞在や移住したいという方もいると思います。また、子供が学生として留学し、親はカナダで働きたいという方もいると思います。

 これまで一般的と言われていた方法はこちらです。

① 親の片方がスタディーパーミットを取得して学生となり、もう一方の親は学生の配偶者としてワークパーミット(就労許可証)を取得する

 親が通う学校が一定のルールを満たしている必要がありますが、この方法であれば、親の学校の学費を支払えば、子供は公立の高校までなら無料で通うことができ、さらに配偶者はカナダで働き収入を得ることができるので、かなりコスパの良い方法ですよね(この方法は片方の親と子供だけでも適用されます)。

 そして、親が学校を卒業した後は、ポストグラデュエートワークパーミット(一定の条件を満たした学校を卒業した人が決められた期間取得できる就労許可証のこと)を取得し、カナダで就労。その後、永住権の申請条件を満たしたら、家族で永住権を申請して、その後もカナダに滞在していくというのがカナダ移住の王道ステップでした。

② 海外駐在

 これは実現できる人が限られていると思いますが、ビザなどの心配もすることなく、安心してカナダに滞在できる方法になります。

③ これまでのキャリアを活かして、日本にいるうちにカナダの企業に採用してもらう方法

 これも限られた人しか対象になりませんが、カナダで需要の高い専門職に就かれている方、カナダに人脈がある方は、カナダの企業から就労許可証を出してもらい、カナダに渡航することができます。

④ ICT-WP

 あまり聞いたことがない言葉かもしれませんが、「Intra-company Transfer Work Permit」の略で、日本語にすると企業内転勤用就労許可証です。企業内転勤用、という名前の通り、カナダに転勤させ、働かせることができるビザ。多くは、日本などカナダ以外ですでに会社を経営する人が、カナダに子会社や支社を作り、そこに経営者である自分自身を転勤させる形で利用しているようです。

 この制度を利用するにはいくつかの条件があるので、詳しくは専門家に相談されるのがおすすめです。

⑤ PEO

 これは...