タイトルにある「不朽の名作」というと、どんな作品を思い浮かべますか?

世の中にはたくさんのコンテンツが溢れていて、昔も今も“名作”といわれるものが生み出され続けています。

その中でも時代を超えて、世代を問わず多くの人に愛されている名作には、一体どんな魅力があるのでしょうか。というのも、つい最近あるショーを観に行く機会がありました。

それは、宝塚歌劇団による“ベルサイユのばら”、通称“ベルばら”です。

原作は池田理代子さんが描いた、革命期のフランスを舞台にした少女漫画で、連載開始からなんと50年以上も愛され続けています。

宝塚歌劇の鑑賞は今回が初めて。歌や演技、セットなど、すべてにおいて圧倒され、語ると長くなるのでここでは割愛しますが、本当に素晴らしい時間でした。帰り道には役者の方たちの美しさに影響されて、自然と背筋がピンと伸びてたほど。

そして劇場の近くにある島根県のアンテナショップとベルばらとのコラボでは、お店のいたるところにベルばらモチーフである薔薇が飾られており、フォトブースでは島根県にちなんだ名台詞と一緒に写真を撮ることができる仕掛けもありました。劇を堪能した後に、世界観に浸れるとは…ファンにとってはたまりません。

薔薇と一緒に写真が撮れるフォトブース

これほどまで50年前の作品が現代に浸透してなお、愛され続けている作品があるでしょうか。

『ベルばら』がここまで愛される理由は、そのストーリーやキャラクターへの愛着だけでなく、作品がさまざまな形に姿を変え、時代を超えて都度私たちを楽しませ続けてくれている点にあると思います。

そしてなんと2025年春には、劇場アニメのベルばらが公開予定とのこと。今度は再び映画として甦るとは恐るべし、必ず観に行こうと思います。

編集竹内