ニューヨークから一時帰国しています。1年ぶりの日本です。
10月19日に、東京都心で30.1度を観測。統計開始以来もっとも遅い真夏日。ニューヨークでは、すでに朝夕は肌寒く、薄いダウンジャケットが必要なほどなのですが、この気温のギャップにまずは驚かされました。
さて、帰国しての楽しみは、食事と、そしてサウナです。サウナ好きの自分は、初めてニューヨークに来た日から、マンハッタン、ブルックリン、果ては隣のニュージャージー州まで、理想のサウナを求めて探し歩きました。
それでもなかなか、日本のサウナの水準に合うところは見つからず(日本のサウナのレベルは高い)、ここがまだいいかなと通っているのが、「Russian & Turkish Baths」という1892年創業のロシア・トルコ系のサウナと、ブルックリンと先日、マンハッタンにも店舗ができた、高感度なニューヨーカーが訪れる「BATHHOUS」。
あるとき「Russian & Turkish Baths」で隣に座っていた中国系の男性に声かけられました。
「日本人だろ。なかなかベストなサウナはないけど、ここがニューヨークだとまだいいんじゃないかな」とのこと。その男性はかなりのサウナ通で、日本にも何度が訪れ、「サウナイキタイ」というサウナファンにはお馴染みのサイトも、チェックしているのだといいます。その彼いわく、やはり日本のサウナが一番だとのこと。
そんなわけで帰国するなり滞在先の近く、地下鉄東西線落合駅にある松本湯へ。2021年にクラウドファンディングでリニューアルした最高峰の銭湯サウナ。
適切な湿度が保たれ、オートロウリュウが設置されたサウナ室、2種類の温度設定がある水風呂、休憩する椅子とサウナ室、水風呂との導線……などなど。日本にいた頃からよく通っていたのですが、「そうそう、これこれ」と、あらためてその繊細なつくりに大満足でした。
編集・雪