いつもシンクロナスをご覧いただきありがとうございます。シンクロ通信日曜日担当の望月です。
ちょうど本日は衆議院総選挙の投票日ですね。私は投票場所が近いので歩いて行けるのですが、場所によっては車やバスを使わなければならず投票のハードルが高くなる人もいるのではないかと想像したりします。
さて、今回の総選挙、そして9月の自民党総裁選挙と、選挙が立て続けに行われ、政治家のスピーチを聞く機会が多かったこの2か月。各候補者の主張に多くの人が耳を傾けていたと思います。
ただ選挙を通して思うのは、意見のみで評価することが公正だと思いつつ、つい内容とは別の話し方でその人の印象や評価を決めてしまうなということです。
どんなに良いことを言っていても話し方で印象が悪くなることがあったり、逆にあんまり内容がなくても、話し方で良い結果を掴むこともあるような気がします。
それは政治家だけではなくて、私たちの日常でも同じです。
言葉のチョイスや話の構成、その他抑揚やジェスチャーなど非言語的な部分の良し悪しで、本当に言いたかったことが上手く伝わらない場面を多く目にしてきました。
そもそも私自身が話し下手で口下手なので、緊張で言葉が出てこなかったり、話す順番がぐちゃぐちゃだったり、思ってることが言え出せなかったりと、伝えることに苦労します。特に自己紹介が難しいです。
話すことが苦手な現状を「学ぶ機会がなかった」と教育課程のせいにしたい気持ちも湧いてきますが、残念ながら学校でスピーチやディスカッション、インタビューの授業をした記憶があります。
実際、学習指導要領には小学校・中学校・高校のすべてで「話すこと」が、国語の内容として示されており、例えば高等学校国語の「話すこと」の欄には授業の例として「自分の考えについてスピーチしたり、それを聞いて、同意したり、質問したり、論拠を示して反論したりする活動」や「他者に連絡したり、紹介や依頼などをするために話をしたり、それらを聞いて批評したりする活動」などが書かれています。
ただ個人的には話す機会と同時に、話し方の基礎や型を教えてほしかったというのが正直なところです。
学校のカリキュラムに入っているにもかかわらず、現在までに話し方の上達に需要があるのは、この基礎を学ぶ機会がないからではないかと想像します。
そこで10月30日のシンクロライブでは、『世界最高の話し方』『世界最高の伝え方』(東洋経済新報社)の著者でコミュニケーション戦略家の岡本純子さんのお越しいただき、学ぶ機会の少ないトークスキルの基礎についてLIVE配信にて教えていただきます。
僭越ながらこの回でインタビュアーを担当します。
ビジネスシーンで役立つコミュニケーション術に加え、話し下手を解決する方法について自分の経験を踏まえて質問する予定です。
話す能力は才能で上手い人のようにはなれないと諦めていましたが、岡本さん曰く話す能力はスキルということで、その技術の基礎をインタビューを通して学びたいと思います。