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 2月14日に公開された映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』を早速を観に行きました。

 本作は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で「キャプテン・アメリカ」の後継者に指名され、ドラマシリーズ『ファルコン&ウィンターソルジャー』では葛藤しながらも新たな「キャプテン・アメリカ」として進む決意をした元ファルコン/サム・ウィルソンの活躍を描いています。

 『キャプテン・アメリカ』シリーズの特徴は「組織と個人の対立」と「サスペンス&アクション」ですが、今作にもそれがしっかりと受け継がれており、映画としても、MCUの最新作としても面白かったです。

 特に主人公2代目「キャプテン・アメリカ」ことサム・ウィルソンの活躍は最高でした。

 サム・ウィルソンは初代「キャプテン・アメリカ」の相棒として、金属の翼を使った飛行能力と軍人として培った格闘術を武器に活躍してきたヒーローです。

 「キャプテン・アメリカ」になった現在も、スティーブから受け継いだ盾と、ファルコン時代と同様の翼を武器にして戦っています。MCU定番の最先端テクノロジーと、盾・翼を使ったアクロバットがかっこいいです。

 ただ今回の新作を観て、新たなキャプテンが持つ最大の武器は特徴的な翼や受け継いだ盾ではなく、サム・ウィルソンの安定感ではないかと思いました。

 ヒーローは強力な特殊能力やスーパーパワーと同時に、精神的な弱さを持っていることが多いです。そしてその弱さが事件の原因になり、その事件を自分で解決する、いわゆるマッチポンプになってしまうこともしばしばあります。

 一方でサムは「キャプテン・アメリカ」という重責を担い、葛藤しながらも、押しつぶされることはなく、トラブル起こすことはありません。

 しかも自らが最も重い責任を抱えているにもかかわらず、不安や問題を持つ人、トラブルに巻き込まれた友人のために積極的に動くことができます。

 今回の『ブレイブ・ニュー・ワールド』でも窮地に陥った友人や不安定になった国のために戦い続けていました。

 弱さでトラブルを起こさず、常に助ける側でいることができる精神的な安定感は、新たな「キャプテン・アメリカ」のヒーローとしての強力な武器であると『ブレイブ・ニュー・ワールド』を観て思いました。

 そして2027年に新作の公開予定されている『アベンジャーズ』でも持ち前の安定感を武器に新生アベンジャーズの中心になってほしいです。

映画に行く度にハンドタオルを買ってしまいます。