1)今江敏晃との対談
2)佐々木朗希、桐朋・森井……メジャー志向「日本目線」で考える
・明確な武器を持った「渡米」選手たち
・楽天時代の岩隈、田中将の移籍
・有原航平と上沢直之の日本復帰
・賛否のあった佐々木朗希のポスティング
・智辯・武元、花巻・佐々木、桐朋・森井……続々と続く「直接アメリカへ」の流れ
1)今江敏晃との対談

先日の今江との対談はいかがだったでしょうか。
イーグルスについて話すときは、いつも特別な感覚です。プロ1年目は東北楽天ゴールデンイーグルスにとっての1年目でした。
以来、昨年までユニフォームを着続けることができたのはイーグルスでの時間があったから。いろんな思いが去来します。
今シーズンは開幕戦も今江と解説の予定です。ぜひそちらも楽しみにしてもらえればと思います。
次回、今江との対談後編では「PL学園時代」について話をしています。お楽しみに。
「探球論」では、このニュースレターと、僕自身の半生をキーマンとともに振り返る動画企画の2本立てが中心となっています(特にこの半生を振り返る企画は最終的に書籍にまとまる予定です!)。
今月中にはいただいた質問にお答えする回も配信する予定ですので、ぜひどしどしお寄せください。
2)佐々木朗希、桐朋・森井……メジャー志向「日本目線」で考える
明確な武器を持った「渡米」選手たち
日本では大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希の所属するロサンゼルス・ドジャースと、鈴木誠也・今永昇太の所属するシカゴ・カブスが来日し、開幕戦をするとあってメジャーリーグが盛り上がっています。
本当にすごい人気で、日本の野球も頑張らなければと思わされます。
そんな中で、今年もまた、新たな日本人選手がメジャーリーグに挑戦します。
菅野智之選手(元巨人)がオリオールズ、小笠原慎之介選手(元中日)がナショナルズへ。フィリーズの青柳晃洋選手(元阪神)とドジャースの佐々木朗希選手(元ロッテ)は、マイナー契約を結びました。
この4人に共通しているのは明確な武器を有していることです。
菅野と青柳ならスライダーが、真っすぐに力がある小笠原にはカーブ、佐々木朗希にもフォークがあります。
近年の日本人メジャーリーガーを見ても、千賀滉大選手には〝おばけ〟と称される大きく落ちるフォーク、山本由伸選手にはカーブとフォークがあるように、結果を残せる選手は絶対的な変化球を持ち合わせています。
僕はアメリカでプレーした経験がありませんし、日本人選手の動向をチェックするくらいでメジャーリーグに精通しているわけでもありません。
ですが、この4人にしても、自分の武器を試合で効果的に発揮することができれば十分にやっていけるのではないか――と期待しています。
と、メジャーの活躍具合については専門の方に譲るとして、今回はプロ野球からみたメジャー移籍について書いていきたいと思います。...