
早いもので、小学生で野球を始めてから30年以上が経っています。僕はその間、選手、監督、コーチとしてユニフォームを着てグラウンドに立ってきました。
そして今年、初めて外から野球を見る生活となり新鮮な日々を過ごしていますが、一方で頭を悩ませることもあります。
ひとつが、ペナントレース開幕直前にメディアから頼まれる「順位予想」です。
今までは予想される側でしたが、いざ自分がその立場になると決めることがすごく難しい(この理由は動画でお話させていただいてるので、それをお待ちください)。
ですが、野球評論家として活動している以上は責任を持って今シーズンの展望について分析させてもらいます。
平石洋介の探球論。今回は、ついに開幕するプロ野球、パ・リーグの順位予想と全球団解説。続きを読む
セ・リーグ編
1位 巨人
2位 阪神
3位 DeNA
4位 広島
5位 ヤクルト
6位 中日
巨人→1位「菅野の穴」を埋めるのは「新戦力・甲斐」
(2024年/77勝59敗7分け/1位・CS敗退)
一番の強みは投手力だと見ています。なかでも、中日から守護神のライデル・マルティネス選手を獲得できたことが大きい。昨シーズンも43セーブ、防御率1.09と抜群の安定感を披露しましたし、通算166セーブと日本での実績も十分です。同じセ・リーグ球団に移籍しただけに計算が立ちます。
マルティネスが加わったことで、昨シーズンまで抑えだった大勢選手が中継ぎに回るでしょうし、そこに変則左腕の高梨雄平選手と新人王を獲得した船迫大雅など、中継ぎもより厚みが生まれました。
先発に目を向ければ、個人的に田中将大...