
1)スタートダッシュを切れたのは?
2)12球団「スタートダッシュ」総点検&展望
・広島、上昇のポイントは「ベンチワーク」
・ヤクルトは「健闘」可能性あり
・中日「開幕4番・石川」二軍行き、監督の思い
・順調・24年の「Aクラス球団」
・オリックスの強烈なインパクト
・日ハム「15試合チャンス」野村佑希への評価
・大本命・ホークスの誤算も「問題はない」
・西武は堅調、ロッテのカギは「打てる捕手」
・楽天は浮上の余地あり……
スタートダッシュを切れたのは?
ペナントレースが開幕し、各球団20試合前後を消化しています。カードが一回りしたことで、選手もベンチも、それぞれの球団の「今シーズンの戦い方」や「印象」のようなものを、感じているはずです。
ということで今回は、「一回り」を経た分析をしていきます。まず、現在の順位を見ると以下のようになります。
パ・リーグ(順位 球団/勝-負-分)
1位 オリックス・バファローズ/12-7-1
2位 日本ハムファイターズ/11-8-0
3位 西武ライオンズ/9-9-0
4位 楽天イーグルス/9-10
5位 千葉ロッテ/7-10
6位 ソフトバンクホークス/7-11-1
セ・リーグ(順位 球団/勝-負-分)
1位 広島カープ/11-7-1
2位 阪神タイガース/9-8-1
3位 読売ジャイアンツ/10-9-1
4位 中日ドラゴンズ/8-8-2
5位 DeNAベイスターズ/6-9-2
6位 ヤクルトスワローズ/6-9-1
(※いずれも4月21日現在)
もちろんスタートダッシュするに越したことはありませんが、「一回り」までの結果は、まだまだこれから。特に今シーズンは、極端に飛び抜けたチームがなければ、沈むチームもない。
大前提として、どのチームにもまだまだ優勝のチャンスが「十分に」あると言えます。
セ・リーグは、広島が順調なスタートを切りました。
12球団「スタートダッシュ」総点検&展望
広島、上昇のポイントは「ベンチワーク」
開幕前に順位予想をさせてもらったなかで、最も読めなかったチームが広島でした。
分析をすると、「現有戦力だけで判断すると前年にAクラスだった巨人、阪神、DeNAと比べてやや劣る印象だが、ベンチワークで勝てる可能性がある」。
広島のベンチワークは、選手起用や打順の組み換えなど固定観念にとらわれません。昨シーズンにあった強みが、今シーズンも生きています。...