技術を身につけるために必要な体力

 日進月歩の野球の技術、理論。多くのプロ選手もそれぞれの方法を試しながら、レベルアップにまい進している。

 合わせて、トレーニング、コンディショニングの重要性も増している。技術の習得、理論の実践のために必要な体の動かし方、鍛えるべき部位、体調の管理。じつは最も見逃されがちな視点である。

 では、そのトレーニング、コンディショニングの基本はどこにあるのか。鈴木誠也などのプロ選手や昨年社会人日本一となった東京ガスでトレーナーを務める中田史弥(BODYUPDATION所属)が、「ホームランを打つ」ために「速い球を投げる」ために、「野球がもっとうまくなる」ために知っておくべき13項目を厳選紹介。

 初回の今回は13項目のベースとなる「トレーニング」についての考え方。

トレーナーが重視する、パフォーマンスアップの取り組み方。そのポイントとは? トレーナーのいないチームでもこの理論と13項目のメニューだけでパフォーマンスアップを果たせる。

今回のコンテンツの内容

・時間
7分46秒
・INDEX
00:18〜 前回の振り返り
01:00〜 13項目とは何か?
02:29〜 パフォーマンスを上げるトレーニングの考え方

NEXTコンテンツ👉野球に必要な13項目

以下の13項目について、その部位・ポイントの実践レベルがわかる「チェックテスト」と、レベルアップのための「具体的なトレーニング方法」、「いいやり方、悪いやり方」の順に紹介していきます。

・5月27日👇
1.関節可動域(各種目のチェック方法・改善メニュー)
 →体への無理な動きが少なくなるため、怪我予防に効果的
・6月10日👇
2.Joint by Joint
 →
全ての関節が連動することで野球が上手くなる

・以降、順次配信いたします。
3.機能チェック(多関節動作のチェック)
 →
野球の動きに近い運動のチェック
4.アナトミートレイン
 →
一つの部位の筋肉に過度なストレスがかからず怪我の予防に
5.肩甲骨の安定:広背筋・前鋸筋
 →
ピッチャーが速い球を投げるときに重要
6.体幹=腰椎の安定・固定+胸椎の可動性(分離)
 →
バッティングの場合、ホームラン増加に関係
7.体幹部の固定+四肢のフリーダム
 →
体幹とトータルで考えることによって効果を発揮 
8.Propriocaption:受容性感覚
 →
視覚・聴覚的な側面からのインプットの練習 
9.臀筋の発火⇨中臀・大臀筋
 →
体の中で一番大きな筋肉を鍛えることでパワーアップに繋がる。 
10.片足の筋力
 →
野球は片足で行うことが多い。片足で自分の体重を支えられることは重要 
11.パワートレーニング 
 →
野球に必要なスピードやパワーに合わせたトレーニング
12.加速能力・減速能力
 →
ダッシュしてストップする状況が多い野球に合わせたトレーニング
13.有酸素トレ
 →
野球の動作で必要とする心肺機能に特化したメニューで体力を向上させる 
13+1.ウォーミングアップの考え方 
 →
一般的な準備体操にトレーニング要素を入れ、基礎体力レベルを向上させる

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