鈴木誠也に聞く、トレーニング、パワー、野球のコツ
聞き手:前原淳(スポーツライター)
6月に募集した鈴木誠也選手への質問企画、6つの質問に答えていただきました。
1・鈴木誠也選手に質問です。以前、初動負荷トレーニングに取り組んでいた記事を見ましたが、現在も継続して取り組んでいますか? また、初動負荷トレーニングについての、鈴木誠也選手の個人的な考えを教えていただきたいです。
(ウエイトトレーニングと両方取り組んでいたのか、初動負荷のみ取り組んでいたのかなど)
ご自分ではプルヒッターと思われていますか? もし良ければご自分で思うプルヒッター像やその良し悪しが有れば教えて下さい。
――初動負荷のトレーニングについて興味を持っている方がいて、数あるトレーニング、いろいろ方法がある中で、初動負荷のトレーニングを誠也選手自身どう捉えてどう取り入れているのかっていうところを気にしてる方からの質問です。
鈴木 はい。最近は(初動負荷トレーニングを)できてないんですけど、(アメリカに器具が)無いので。
日本では野球場にも家にもあったんで、朝のアップだったり、シーズン通してやっていると、どうしても途中で体が張ってきたりする。終盤の試合になってくると、体がしんどくなってくるんで、その合間にやったりすると体もなんか楽になりますし、可動範囲も元に戻るんで、そういった意味合いでもやってましたね。
――年々、トレーニングの知識が多分増えていってるし、多分色んなトレーニング方法を学んでいると思うんですけど、組み合わせが大事なのか。それとも何かこれというものをやっぱり求めて、いろんなものをやっていってるのかどういう感じですか?
鈴木 良い悪い時のやってみないとわかんないことは沢山あるので。ある人からは良いって言われても、実際やってみたらどうかも分からないっていうところもある。
基本的にはいろんなことをやってみる。
それで自分に合えば続けますし、ちょっと今の自分に合わないなと思えば、その時はやらないなっていう感じなんですけど、本当にその時の自分の状態であったり、っていうのはずっと継続してるものもありますけど、その体の状態でこういうの取り入れてみようかなというので色々やってます。
――次の質問です。前に内川選手との自主トレで、率を残せる選手とどんな選手になりたいかと言われたと、その即答した率を残せる選手と即答した理由とその為に意識していることはあるか。
鈴木 率を残せば、数多くヒットが打てれば、その中でシーズン通していければ確度もつくと思いますし、……やっぱりヒットがすごく多くても、日本で言えば200本ぐらいじゃないですか。
そこら辺まで打てれば、ホームランは必然的に20本ぐらいは打てるんじゃないのかなっていうような考えがあって、まずはそのホームランだけを狙うんじゃなくてコンタクト率を上げたいっていう中で、内川さんがやっぱり右バッターでは一番だと思ってるんで、そこに集中してやった方がいいんじゃないのかなっていうのは、自分で思い始めてやり始めて……✅続きは音声で。...