写真:Kenta Harada / 特派員

代表4連戦を終えて

 5月末から集まっていた日本代表の活動も、先日のチュニジア戦で最後となりました。

 パラグアイに4対1、ブラジルに0対1、ガーナに4対1そしてチュニジアに0対3。結果として2勝2敗は決して胸を張れるものではありません。

 特に、最後のチュニジア戦は複数失点をし、得点も奪えませんでした。ディフェンシブな選手として、失点はいつだって考えるべきことがたくさんあります。

 ブラジル戦も同じです。

 チームとしての戦い方ももっと精度を上げなければと思いました。加えて「個」の部分ですね。

 レアル・マドリードにいるカゼミロ選手は、同じボランチの選手としてピッチで戦うことを楽しみにしていました。

 やっぱりうまかった。レアルのときはどちらかというと自陣の最終ライン前でドンと構え、危険なスペースを埋めていく、1対1で負けない、というイメージがありましたが、それだけではなく攻撃にも顔を出していました。

 強靭なフィジカルがあって「本当にいい選手だな」と感じました。

 ブラジル戦、チュニジア戦はイベント(6月18日@平塚市内大型商業施設)でもお話できればと思っています。アーカイブも配信予定なので、ご参加になれない方はそちらもご覧ください。

【残席僅少】イベントのご参加方法は画像をクリックの上、ご確認ください

ハードなシーズンとメンタリティ

 個人として振り返ってみると年明けからハードな試合が続きました。日本代表のワールドカップアジア最終予選、シュツットガルトの残留争い、そして今回の本大会に向けた代表シリーズ……。

 昨夏は東京五輪もあって、過密日程のなかでプレーしていましたから、ゆっくり休みたいなと思います。

 もう印象も薄れてしまったかもしれませんが(苦笑)、シーズン最終節で残留を決めたシーンがあったからか、どういうメンタリティであの試合に臨み、なぜゴールが生まれたと思うのか、と聞かれることがあります。...