打者によって違う「軸足」の動き
打撃フォームは人によって変わってくる。「(打撃の)基本はいつだって、自分だけの基本」だと考える鈴木誠也は、自分のもっているフィジカル、技術といった基本をベースに、他の選手たちの「合いそうなもの」を常に試している。
今回聞いたのは「軸足」の使い方。
#6「大谷翔平の打ち方は真似できない」の中で、ブライス・ハーパーら左の強打者特有の軸足の使い方を紹介したが、今回は右の強打者の「軸足」論。
(聞き手:シンクロナス編集部)
ヘッドライン
・軸足が”浮く”バッティングについてどう考える?
・"前壁"と後ろ足の関係
・イチローさんのバッティングの感覚に似てる?
・プホルスに学ぶ「ステイバック」の打ち方
・実際のバッティング練習を見ながら本人解説
・意識せず、色々な選手のバッティングを真似る大切さ
意識せず、色々な選手のバッティングを真似る大切さ
(10:02~)
――鈴木誠也さんは「遊びながらででもいいから、いろんなスイングを真似するのはおススメ」と言いますが、子どもたちが真似をするときのポイントはどこでしょうか。(大谷翔平は)軸足が浮いてるなとか、脇が空いてるなとか見えやすいところに注目すると、(その選手が)本当の意識している部分だとか、その選手が考えていなくて無意識だ、ということに気づきにくいと思うんです。
鈴木誠也(以下、鈴木) 正直いうと適当です(笑)。 僕は今でこそ、真似をするときにいろいろと考えますけど、昔はもうただ真似して、この人なら打ちやすい、打ちづらいという感じだったので、そんなものでいいと思います。
変に考えてやるっていうのも面白くないと思うので。本当に色んな選手の真似をして色んな打ち方をして、いつか分かるときが来ると思います。
中高生のレベルでそこまで細かく考えてやるっていう必要はないと思んですよね。ずっと野球をやっていれば、自然と感覚はついてくるので。その分、練習の量だったり質だったりっていうのはやっぱり必要だと思う。
(だから小さいときは、雰囲気を真似するでいいと思います。というのも、真似をして自分に合う、合わないを判断するには)まず自分の打ち方が分からないと、何が良いのか悪いのかが分からない。
それって大学や、社会人、プロっていう(毎日のように野球に向き合うような)そういう上のレベルでやるようになってから気づけるようになると思うので。
――真似するにも必要な感覚がある。
真似の良さは、自分の考えていることがそのまま体で表現できるかだと思います。自分がこうしたいと思ってやっても、それを映像とかで客観的にみたとき全然イメージと違ったら真似はうまくいっていない。
真似がうまくなるというのは自分の思ったことを体で表現できるようになる、そういうトレーニング練習みたいにもなると思います。(続きは、本編で☑)
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特別回「悩んでプレーできるのがすごく楽しい」
#7 鈴木誠也のバッティング論‐3 【映像解説】「軸足」論👈今回
#8 鈴木誠也のバッティング論‐4 (7月予定)
#9 鈴木誠也のバッティング論‐5 (8月予定)
【無料分】YouTubeチャンネルからご覧いただけます
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