おうち実験室『ノーアンサー』からお届けした、「コップと水だけを使って、楽器を作ってみよう!」は、楽しんでいただけましたか? 実はこの実験、音の正体について考える入門編の実験だったんだよ。「音はどうして出るのかな?」「楽器ってどうしていろんな高さの音が出るのかな?」そんなことを考えながら、ぜひこの解説を読んでみてね。
実験のむずかしさ:★☆☆(だれでも簡単にトライできます)
いつ習う原理?:中学1年生
いつ習う原理?:中学1年生
どうして水を入れると音が変わったの?
みなさん、「音の正体がなにか」ということはご存じでしょうか? 実は、音というのは「空気がふるえる」ということなんです。楽器の太鼓などがイメージしやすいと思いますが、太鼓の面を叩くと張ってある膜がブルブルっと振動します。この振動が空気に伝わって空気がふるえ、その空気のふるえが耳に届くと、私たちには音として認識されるんです。
「高い音」と「低い音」の違いはなんだろう?
では、今回の実験のテーマだった「高い音」「低い音」の違いはなんでしょう? これは、音を「空気のふるえ」としてみた時、「ふるえる速さ」が違うと人間の耳には違う高さに聞こえるんです。空気が速くふるえているとき、人間の耳には「高い音」として音が聞こえます。逆に、空気がゆっくりふるえているとき、人間の耳には「低い音」として音が聞こえるんです。
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