前回の「コップと水だけを使って、楽器を作ってみよう!」に続いて、「ビンと水だけで、楽器を作ってみよう!」トライしてみたかな?  そう、これはおなじみの「笛」と同じようにできているんだよ。リコーダーを吹くとき、どうやると低い音が出るかな? 逆にどうすれば高い音になるかな? そんなことを考えながらぜひ読んでみると面白いかも!

実験のむずかしさ:★☆☆(だれでも簡単にトライできます)
いつ習う原理?:高校1年生

どうすれば、ビンの笛を上手に吹けるかな?

 今回の実験、トライするのは簡単ですが、笛の音を鳴らすためにはちょっとしたコツが必要です。ポイントは以下の2つです。

①ビンを下くちびるにつけること
②ビンを縦に持つこと

 おそらく、最初は水が入っていない方がやりやすいと思います。あとは吹く強さや方向、口のすぼめかたなどを変えてみて、色々トライしてみてください! もしかしたらお父さんやお母さんならやり方を知っているかも……?

 

どうして水を入れたら音が低くなったの?

 前回のコップを叩く実験では、水を入れるほど出てくる音が低くなりましたが、今回の実験では水を入れれば入れるほど音は高くなりましたね。動画中でも説明しましたが、どちらも「ふるえるものの長さ」に着目すると同じ関係であることが見えてきます。

 コップを叩く場合はコップを叩いていたため、震えているのは「水の入ったコップ」です。水を入れていくと、この「水の入ったコップ」の部分が長くなり、音が低くなっていきました。一方、今回の実験では空気を吹き込んで、「ビンの中の空気」を直接ふるわせています。水を入れるとどうでしょうか? 今度は「瓶の中の空気」は短くなり、音の高さは高くなりました。

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