「読者のことを考えて書く」という言葉の本当の意味とは

 小説家・額賀澪が教える、「書き上げる力」が身につく小説の書き方第4回。今回は「小説に不可欠な視点の話」と題して、小説を書くときに必ず意識しなければならない「読者の視点」「小説の中の視点」について扱います。

 子どもの頃から作文の宿題などで、多くの人が言われたことがあるであろう「読者のことを考えて書きましょう」という言葉。当然のように分かっているようで、実は理解できていないことが多いといいます。

 まずは、こうした「読者の視点」をよく理解した上で、「視点」と「人称」の関係について学びましょう。なんとなくわかった気になっている「一人称」「三人称」といった技法を、適切に使えるようになることを目指します。

動画内容(再生時間:45分02秒)
〈読者の視点で考えるとは〉
・「読者」とは何か
・読者がどのような絵を思い浮かべているか
・常に好意的に読んでもらえるとは限らない
〈小説の中にある視点と人称〉
・「人称」と「視点」をごっちゃにして考えがち
・視点=物語の中のカメラの位置
・一人称のメリットとデメリット
・三人称には視点の動かし方に種類がある
〈「読者の視点」と「小説の中での視点」を考える〉
・視点はブレやすいもの
・視点のブレの例 ……等

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