MLBのシーズンは残り1か月。ワールドシリーズ進出、そして世界一を目指す「ポストシーズン」への争いは激しさを増している。

 日本人選手もその戦いを支える。大谷翔平がけん引するドジャース、菊池雄星がローテーションの一角を担うアストロズは地区首位に立ち、ダルビッシュ有、松井裕樹が所属するパドレスはワイルドカードでの出場圏内をキープ。

 そして、より熾烈な日々が続くのが鈴木誠也所属するカブスだ。ワイルドカード圏内に3ゲーム差。特にこの10試合で9勝1敗と勢いに乗る。

 打率、OPSでチーム1位と打線をけん引する鈴木誠也の思いは――? 

ポストシーズン争いで「上」を見ない理由

 シーズンの戦いも残り1か月。毎月、動画や記事で質問に答えたり、打席についてお話をしたりしているのですが、振り返ると長いようであっという間でもあります。

 今、僕たちカブスはワイルドカード争いでギリギリのところにいます。上位3チームに出場権が得られる勝率ランキングで5位。3位のブレーブスとは3ゲーム差だそうです(4位はメッツ)。

 だそうです、というのも...