リバプールは24-25シーズンのプレミアリーグを独走。残り5試合で2位・アーセナルとの勝ち点差が「13」。今節にも優勝が決まる。遠藤航が綴る心境。そしてチームメイトからかけられた言葉。

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夢が目標へ、手が届きそうな場所にいること

 いよいよ、あと一つ――というところまで来ました。

「来ちゃいました」

 正直に言うと、そんな感覚です。

 リバプールに来て2シーズン目。今シーズンはとにかく「タイトルを獲る」ことが目標でした。それは昨年のシーズン前にここで話をさせてもらいましたし、年頭にも書かせてもらったとおりです。

 なかでもリーグタイトルは絶対に実現したいもののひとつでした。

「プレミアリーグで優勝する」。

 それは、子どもの頃からサッカーを続けているなかで、変わることなく憧れとして存在する夢でした。

 昨シーズンからリバプールに移籍し、プレミアリーグ優勝を実現することに、自分が貢献できるかもしれない……夢から目標に変わった瞬間でした。

 残念ながら1年目にそれを叶えることはできませんでしたが、今年は「本当にあと一つ」のところまで来ています。

 決して油断をすることはないですが、目標を実現できるかもしれない、二度とないこの時間の思いを記しておこうと思っています。

(なかなか、...