メジャーへの「適応」は必要か?
シカゴ・カブスへ移籍し、新たな挑戦を続ける鈴木誠也。今回は、移籍が決まり、オープン戦を戦っている最中に語った貴重な言葉をご紹介。
結果が出ているときも、出ていないときも変わらない鈴木誠也のアプローチ。その詳細を、「打席内での感覚」「日本とメジャー」「楽しい」といったキーワードから探る。
けがの影響でIL(インジャード・リスト)入りをしているが、トライ&エラーを繰り返し、結果を積み重ねていくタイプであるがゆえに、その復帰が待たれる。
(聞き手:シンクロナス編集部)
ヘッドライン
・オープン戦からHRで手ごたえは?
・「刺される」けどやることは変わらない
・メジャーへの「適応」は必要?
・読者からの質問1「メジャーと日本の違いは?」
・読者からの質問2「「楽しい」発言の意味は?」
・日本とメジャー、練習・指導の違い
【配信内容の一部を紹介】日本とメジャーの教え方の違い
(9:42~)
――質問が来ています。「野球が楽しいです」発言の「楽しい」ってどういう感覚なんですか?
鈴木誠也(以下、鈴木) なんだろうな……。毎日違う相手とやるので、日本に比べてよりたくさん課題が出てきて、より野球のことを考えているというか。
どうやったら(メジャーで)結果が出せるんだろうっていうことを常に考えてやれている、悩んでいるのがすごく楽しくて。
――「悩むのが楽しい」というメンタリティはすごい。
鈴木 頭が、おかしいんですかね(笑)。
――いやいや(笑)。できないことが増えると凹んだり、(そのことで)頭が一杯になる、そのこと(自体)が楽しいって感覚なんですね。
鈴木 凹むとかはないんですけど、日々新しいこと、トレーニング方法とかも日本と違っていろんなことをやらせてもらったりすることが楽しくて。
自分の身体がどう変わっていくんだろうとか、考え方が変わっていくんだろうという楽しみが毎日あるんで本当に楽しいです。
――課題を見つけて、新しいものに出会えることが楽しい。そういうところが上に行く(成長する)ための秘訣っていうのはありますよね。
鈴木 つまんなくなることはないのかなって。(日本とメジャーでは)教え方も違いますし、練習時間も短い中で自分で考えながらやれる。
日本だと練習メニューが決まっていて、これはこういうやり方をしなさいっていうような感じでやっていたんですけど、(メジャーでは)それがなくて、コーチとかもほぼ何も言ってこないです。
どっちかというと「今どういう感覚でやってるの」ってそういう聞き方をしてきてくれるので、日本とは真逆な感じでそこも楽しくて。
――練習メニューが違う例を1つ挙げると?
鈴木 意識することが違う。トレーニングは最先端でいろんなことがどんどん変わってっているので日本にいたときよりもバリエーションが多くて。
こういう体勢でこういうことするんだみたいなのとか、全体的にトレーニング方法っていうのが日本でやってきたものと違います。
もちろん同じやつもあるんですけど、より進化したような感じのトレーニングがある。
やっぱりアメリカ人は身体が大きいからけっこうヘビーなとレーニンぐをやるのかなって思っていたんですけど、意外に細かく「身体のこの部分を意識して」「こうやってやってみて」とかっていうのが多いので、やっていて野球以外でも楽しい――楽しいっていうか新鮮な部分がたくさんあります。
同じ野球なんですけどやっていることが全く違うというか。
試合はもちろん野球のゲームは一緒なんですけど、過程でやっていることっていうのが環境も含めて全然違うので楽しいですね。
野球好きの僕にとってはすごく良い環境で楽しい。…(続きは、本編で☑)
#0 オンラインBaseballPARKで伝えたいこと
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特別回「悩んでプレーできるのがすごく楽しい」👈今回
#7 鈴木誠也のバッティング論‐3 (6月予定)
#8 鈴木誠也のバッティング論‐4 (7月予定)
#9 鈴木誠也のバッティング論‐5 (8月予定)
【無料分】YouTubeチャンネルからご覧いただけます
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