スイング、タイミング、軌道…一番大事なのはどれ?
マニー・マチャド、ピーター(ピート)・アロンソら、メジャーでインパクトを残すバッターにはスイングに「日本人と違う」共通点がある。
それは、「小さいテイクバック」で遠くに飛ばすことだ。
今回のテーマは「コンパクト」と「最短距離」。
「バッティングにおいて「一番大事なのはタイミング」と考える鈴木誠也は、「コンパクト」と「最短距離」をどう捉え、実践しているのか。また「テイクバック」の違いはなぜ生まれるのか? 徹底解説。
(聞き手:シンクロナス編集部)
ヘッドライン
・近況報告~メジャー復帰3日前~
・テイクバックの小さいメジャーリーガー
・好調の裏で考えていたこと
・「コンパクト」「最短距離」は指導において大事?
・「コンパクト」「最短距離」とは?
・編集後記~鈴木誠也の日常~
「コンパクト」「最短距離」は指導において大事?
(11:46~)
――指導において「最短距離」「コンパクト」は大事?
鈴木誠也 しっかりトップを取ったうえで、そこから無駄な動きがないようにインパクトまで迎えるっていうのはすごく大切だと思います。
無駄な動きを省いているのであれば、しっかりトップを深くとってタイミングを合わせて振るっていうのが一番。
タイミングが合わないとどうしてもバラバラになるのがバッティングなので、結局一番大切なのはタイミング。
素振りだときれいなスイングが出来るけど、試合だと出来ない選手はタイミングが合っていないことで崩れることが多い。
なので素振りがある程度できてから次の段階に入る。いきなり飛び級しないで素振りから作っていく。
そこで「コンパクト」してスイングができるようになったら徐々にTバッティング、Tバッティングでもしっかりトップから無駄なく打てるようになったらバッティングピッチャーとやるという段階を踏んで、それから試合というふうに進んだ方が順序的にはいいと思う。
最初からピッチャー相手に打ちたいと思うんですけど、1つのものを固めるってそんなに簡単じゃないんでコツコツとやるのがベストなんじゃないかな。一番地味でしんどいんですけど。
(基礎を怠って)ボロが出るなっていうのは僕も経験がありますし、僕もどっちかというと早くピッチャーから打ちたいタイプなので(笑)。
でもそこから打ちたい気持ちを堪えてまずは基礎から、なんなら身体づくりからしっかりやって、トレーニングでそういう動きが出来なければ素振りでも(ピッチャー相手の)バッティングでも出来ないっていうような考えになってきた。(続きは、本編で☑)
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