結婚生活の中で積もり積もった不満や違和感。もう離婚しかないと思うほどの不仲やトラブル。
さまざまな夫婦の在り方があるからこそ、ふたりの間だけで解決できない悩みや問題を抱える人も少なくないでしょう。
夫婦カウンセラーとしてこれまで2000組以上の夫婦をサポートし、著書『夫は、妻は、わかってない。夫婦リカバリーの作法』でも注目を集める安東秀海先生が、読者の皆様から寄せられた夫婦関係のお悩みにお答えします。
今回は、モラハラを理由に夫から離婚を言い渡されてしまった、ひなこさんからのご相談。子どものためにも別れたくはないということですが、再構築への道はあるのでしょうか?
ひなこさん(仮名)からのご相談
結婚12年目です。子どもは小学生(3年、1年男児)がいます。
夫から離婚を言い渡されました。10ヶ月前に一回、昨日二回目です。
10ヶ月前は離婚は保留と言われて今まで過ごしてきましたが、昨日は「限界。もう愛はない。また話そう」と言われました。
今までの私の家族への態度(モラハラと言える内容)が嫌になったとのことでした。
私も夫に対しては愛があるか分からない状態です。ただ、同居人というような……。
子どものために別れたくはないですが、これは都合が良いと言われました。
夫は、もう苦しい、辛いとのことでした。
売り言葉に買い言葉となり、分かったと言ってしまいました。
今更ながら胸が苦しく、お話を聞いてもらえたらと思います。
「モラハラ」に心当たりはあるか…?
何がこの状況を作ってしまったのか、理由を探る
夫から離婚を切り出されたという、ひなこさん。お子さんもまだ小さい中でのことですから、不安な気持ちが日増しに大きくなっているのではと心配しています。
日々状況が変わる時期かと思いますから、考え得る状況を想定しながら対策を検討したいと思います。
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