「うちら(シュツットガルト)は最低0-2でオッケーという話をしていた」
前回のPICK UP MATCH #15-1は、VfBシュツットガルトで起きた「監督交代」「新監督での初勝利」等を遠藤航の選手目線から振り返った。
#15-2の今回は、3-3で引き分けたブンデスリーガ第28節ドルトムント戦を遠藤航が戦術ボードを使って徹底解説。
――INDEX――
・「あわや大ピンチ」キックオフ戦術の裏側
・退場による数的不利の中、シュツットガルトが優勢にゲームを進めていたように見えたが実際の感覚は?
・「10人だけど最後まで1点を取りに行った姿勢」
・前半の2失点、シュツットガルトはどういう対応をすべきだった?
・「シュツットガルトの3点目は、3バック2ボランチでやる一番のメリットが出たシーン」
・「10人になって4-4-1にしてブロックを引いて後ろで構えている姿勢は、相手からすると嫌な形」
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セバスティアン・へーネス新監督の下、前節のボーフム戦に勝利し、第21節ケルン戦以来久しぶりのリーグ戦での勝ち星を挙げたシュツットガルト。最下位から16位に抜け出したチームは上昇気流にあるものの、依然降格プレーオフ圏内にあり、最終節までの残り7試合で勝ち点を落とせない緊迫した状態は続く。
そんななかで迎えた第28節、2位強豪ボルシア・ドルトムント戦を「PICK UP」する。
0-2の状況で前半39分にシュツットガルトのDFマヴロパノスが退場し、残り60分近くを10人で戦ったシュツットガルトが、後半ラストプレーで同点に追いつき最終的に3-3で終わるという劇的な試合となった。
「うちら(シュツットガルト)は最低0-2でオッケーという話をしていた」「シュツットガルトの3点目は、3バック2ボランチでやる一番のメリットが出たシーン」「10人になっても4-4-1にしてブロックを引いて後ろで構えている姿勢は、相手からすると嫌な形」
選手目線、キャプテン目線から遠藤航が戦術ボードを使って徹底解説。
試合データ
メルセデスベンツ・アレーナ
△VfBシュツットガルト 3 対 3 ボルシア・ドルトムント△
【得点】
ドルトムント:
セバスティアン・ハラー(26分)
ドニエル・マレン(33分)
ジョバンニ・レイナ(92分)
シュツットガルト:
タンギ・クレバリ(78分)
ヨシュア・ヴァグノマン(84分)
シラス・カトンパ・ムブンパ(97分)
【遠藤航】スタメン(フル出場)
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