【連載#6】浅野拓磨、ボーフム奇跡の1部残留に貢献

 4/19にスタートした「ミムラユウスケの日本代表ニュース解説」。

 多くのメディアでサッカー日本代表ニュースがあふれています。そんななかから、スポーツライターのミムラユウスケさんが日本サッカーが成長していくために重要なニュースを厳選チョイス。 取材してきた秘話などを交え、その意図や背景について独自の視点でわかりやすく解説する新連載です。

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 今回お届けするニュースは、5月28日のブンデスリーガ入れ替え戦プレーオフ・第2戦デュッセルドルフ対ボーフム0-3(5PK6)、日本代表・浅野拓磨選手の最終戦について。

ミムラ氏は、「後半途中から右WBのポジションで投入された浅野選手が、試合の流れを変えるる良い働きをした」と分析する(写真:Getty images)

 浅野選手が所属する、ボーフムはブンデスリーガ(ドイツ1部)において16位になり、ツヴァイテブンデスリーガ(ドイツ2部)3位のフォルトゥナ・デュッセルドルフとドイツ1部・2部の入れ替え戦を行なった。

 フォルトゥナ・デュッセルドルフには、日本代表のMF田中碧選手とパリ五輪に出場するU-23日本代表メンバー候補のDF内野貴史選手、U-18日本代表経験のあるMFアペルカンプ真大選手が所属し、決戦の中の日本人選手対決となった。

 ボーフムのホームで行われた第1戦は、デュッセルドルフが3-0で勝利。アウェイの第2戦は、デュッセルドルフの圧倒的優位で迎えることとなった。

 第1戦では4-2-3-1の右サイドハーフで先発し、62分に途中交代と良さを出せなかった浅野選手。第2戦は、布陣を変えた3-5-2の右WBとして58分より途中出場。チーム3点目となったPK獲得のきっかけとなる右サイドからのクロスを上げるなど、攻守に奔走し3点ビハインドの状況からの追い上げに貢献した。

 第1戦・第2戦での合計スコア3-3で並び、延長戦でも決着がつかなかった両チームは、PK戦に突入。ここでミムラ氏が指摘する"PK職人"の浅野選手の活躍である。

 浅野選手は、一つ前の選手が失敗し、PKスコア2-2と緊迫した状況でGKの裏をついて確実に決める。その後、ボーフムは2人連続して成功し6-5で勝利。ボーフムは奇跡の残留を決める。

 ちなみに、浅野選手はカタールワールドカップ・ラウンド16のクロアチア戦のPK戦において日本代表で唯一成功させたPKキッカー。ミムラ氏は「浅野選手の高いPK決定率と随所に飛び出すスーパープレーには共通点がある」と語る。その理由とは?

 アジアカップの際、PKに対する心構えを浅野選手に実際に訊き、入れ替え戦プレーオフ第1戦を現地取材したミムラ氏がレポートする。ぜひご覧ください!

ミムラ氏は「浅野選手の高いPK決定率と随所に飛び出すスーパープレーには共通点がある」と語る。その理由とは?

 動画内容(12分54秒)
・第1戦を3-0で勝利した、デュッセルドルフ優位で迎えた第2戦
・浅野選手、第1戦はチームと同様良さを出せず途中交代
・第2戦、浅野選手は本職ではない3-5-2の右WBとして途中投入
・戦術的部分以外でも見せた、浅野選手の"勝負運"
・プレッシャーの掛かるタイミングのPKで成功させた浅野選手
・4人中3人が失敗したカタールW杯クロアチア戦のPK戦
・「自信を持って蹴ることで勝負がつく世界。どんな時でも自信を持ってPKを決め切る用意がある」(浅野)



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