【遠藤航】チームの目標設定はどこにすべきか？若きチームを支える主将の考え

移籍市場注目選手を集めるシュツットガルトの今

7月22日（水）に配信した「月刊・遠藤航Live配信」です。その内容をすべてをこちらでお聞きいただけます。

（一部、通信環境が悪く音声が途切れる箇所がございます。ご了承ください。）

編集部　ブンデス開幕間近ということで、ブンデスの見どころ、遠藤さんの意気込みを聞かせていただきたいと思います。

最初に、センシティブな内容も含まれると思うので言える範囲で結構です。シュツットガルトには各国リーグで注目されているいい選手が多く、昨シーズンから主力に移籍の噂がありました。ソサ、カライジッチ、マンガラ……。

ただ、ここまのプレシーズンマッチではそのメンバーが残ってトレーニングができています（※配信後、マンガラはプレミアリーグのノッティンガムと交渉中と報道。またソサはケガでこのタイミングでは合流なし）。チームの段階、開幕初戦に向けてどんな手ごたえを持っていますか。

遠藤　今いる選手――去年からいる選手たちはお互いをよくわかっているので、そんなに問題はないというか……もちろん、その彼らが移籍を含めてどうなるかわからないんですけど、彼らが残ればそれが一番の補強とも言えるので。なかなかシュツットガルトはお金をかけて選手を取ってこれるチームではないので。

今、言った選手たちが残れるかはクラブにとっても大事で。まだあと一カ月半、（移籍）市場があるのでどうなるかはわからないですけど、現段階ではしっかりコンディションを上げていると思います。

あとは、新しく入った選手も少しずつフィットはしてきているので悪くはないと思います。

編集部　遠藤選手が帰られてからプレシーズンマッチは2勝0敗（※live配信後にバレンシアに5対2で勝利し3勝0敗となった）、いずれもスタメン組が大幅に変わったあとの逆転勝ちでした。

チームの底上げもできているし、レギュラー陣もプレッシャーというか、彼らの勢いを感じながらできているのではと思うのですが。

遠藤　そうですね。ただ、まだ練習だとそこは若い選手たちも、難しさを感じながらやっているというか。スタメンが出てる組が（ファーストチョイス）というところはある。

若い選手が多いので、どうしても今、出ている組を練習で脅かす空気ほどにはなっていないのかな、とも思います。

若い選手は、良いときはいいので、悪いときが悪いという波があるので。いいときを続ける、というところがやっぱりポイントで、それは監督も同じことを言っていたんですけど、いいプレーを続けることはなかなか簡単ではない、練習がきつくなるとつい抜きがちになる……（笑）。

そこをしっかりやろう、といった感じですし、そのあたりは自分も言うところは言って、あとは背中で見せつつ、という感じですね。

編集部　なるほど。コメントで「楽しみにしていました」って来てます、ありがとうございます。

遠藤　ありがとうございます。

海外でキャプテンをするという難しさ

👉遠藤航がチームの「若手」に感じた思い

2022年2月28日配信：「ポジティブに考えれば、試合に出られない選手たちにとってチャンスが何度も生まれてきた、と言えます。けれどそこで結果をつかみ取ることができた選手はいませんでした。これは、平均年齢が「ブンデス一」若いチームであることも影響していると思います。歳を重ねるごとに、日々の練習の大切さや、そこに向ける意識のレベルが上がっていくものです。むしろ、そうでないといけない……。👉続きをよむ

 

編集部　プレシーズンマッチを見ると、今シーズンはアンカー（1ボランチ）が主戦場になりそうで、昨シーズンもっとも多かったインサイドハーフは少なそうですね。

遠藤　そうですね。まあ……カラゾルがいないので（苦笑）。でも監督はたぶん、インサイドハーフでも使いたいって思っていると思うので……、いま、質問に「ニュースターになりそうな選手はいますか」というのがありましたけど、僕のアンカーで代わりに出るのであれば、ニコ（ニコラス・ナーティ）という左利きの選手。

こないだの試合（ブレントフォード戦）、途中からアンカーで出て、僕がインサイドハーフをやったんですけど。

あとはナウイ（ナウイロ・アハマダ）とかも出ていて、ボランチで。彼もいい選手で、今は彼がインサイドハーフで僕がアンカーで出ているんですけど、そこは入れ替えながらもできるんじゃないかなと思っています。

まあ、でも個人的にワールドカップを考えてもアンカーで出てるのがいいのかな、とは思いますね。

編集部　他にニュースターって言うとヨシュア・ヴァグノマンを獲得して。21歳ですが。

遠藤　いい選手ですよ。対人が強いですよね、 （続きはアーカイブでお楽しみ下さい）...