No.1表記に隠された〝からくり〟

 商品を買うなら、本当にいいものを選びたい、そんなときにランキングや評判を気にする人は少なくないはず。

 広告でよく見かけるのは大きな文字で書かれた「人気No.1」。

 この「人気」は一体どんなデータから算出されたのか、本当に正しいのかどうか、疑問を持ったことはあるでしょうか? 

 今回のテーマは「No.1表示」について。

 日本マーケティング・リサーチ協会事務局長の小林恵一さんに、ランキングのデータに隠された調査の裏側について聞いてきました。

【動画内容】
再生時間:21分51秒
データの裏側#3<前編>
〇氾濫する〝No.1〟は信じていいの?
〇「No.1作ります」そのテクニックは?
〇健康食品、塾、住宅に多い〝No.1表示〟
〇信じたくなる〝満足度1位〟そのカラクリ
〇不公正な〝No.1調査〟は消費者の不利益に

〝調査もどき〟の調査を行う会社

 小林さんによると、特定の商品を1位にするために、以下の図のように恣意的な調査を行う調査会社があると言います。

 調査会社は、特定の商品にNo.1表示をつけるため、アンケート結果が1位にならなかったとしても、上位の商品を入れ替えて、1位に〝なるまで〟アンケートを繰り返します。

 一体なぜこのようなことが起きるのでしょうか?  

 街を注意して見てみると、予想以上に多くの商品にランキング表示が溢れています。

 ランキングに隠された背景を知ると、普段の商品の買い方が変わるかもしれません。

​これまでの【データの裏側~その数字、ほんとにファクト?~】
#0 (全3回)物価上昇と給料
#1 (全1回)少子化問題

#2(全2回)世論調査

※「データの裏側」会員はすべての回がご覧になれます

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