「イメージ調査」の文言を発見したら要注意!

 「顧客満足度No.1は『イメージ調査』ではあり得ない。

 そう話すのは前編に引き続き、非公正なNo.1調査について警鐘を鳴らす日本マーケティング・リサーチ協会の小林さん。

 No.1表示の裏側に迫るランキング編の後編は、〝調査もどき〟の会社が蔓延る現状は、なぜなのかを明らかにします。

 そこには、意外な、そして巧妙な抜け道日本人の習性が関係していました。

【動画内容】
再生時間:18分28秒
データの裏側#3<後編>
〇怪しい〝No.1表示〟取り締まりに限界
〇〝イメージ調査〟は要注意
〇ランキング好きの日本人No.1を疑え!
〇公正なNo.1調査をどうやって広める?

利用していない人も回答可能な満足度

 以下の図は、実際に景品表示法違反で措置が下された例を挙げています。

 

 利用者満足度No.1ーー。

 消費者庁は、この〝広告主〟である家庭教師大手に処罰を下しました。

 この広告の何が違反対象だったのでしょうか?

 実は、この〝利用者満足度No.1〟とは、調査会社がNo.1を出すために〝イメージ調査〟を行った結果でした。
 
 イメージ調査とは、利用経験がない人を対象にアンケートを行う調査のことを言い、あくまで満足していると回答したのは単なるイメージに過ぎないのです。

 現状、こういった広告は多く、公正な調査で行われた広告との見分けがつかないことが問題視されます。

 私たち一般消費者は、損をしないためにも、商品を買うときの意識をガラッと変える必要がありそうです。

​これまでの【データの裏側~その数字、ほんとにファクト?~】
#0 (全3回)物価上昇と給料
#1 (全1回)少子化問題

#2(全2回)世論調査
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3(全2回)ランキング

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