中学高校の吹奏楽部員、OBを中心に“泣ける"と圧倒的な支持を集めた『吹部ノート』。厳しい練習に励む部員たちが綴ったノートにはどんな想いが込められているのか。強豪校を中心に全国各地の高校を取材。全日本吹奏楽コンクールを目指す生徒たちの軌跡をたどる吹奏楽作家・オザワ部長による新連載。ひたむきな高校生の成長を追いかけた青春ノンフィクション。いよいよ開演。
はじめに
ついに、『吹部ノート』が再始動するときが来ました。
日本の高校の部活動でもっとも部員数が多いと言われ、また、部活動にかける熱量の高さでも知られる吹奏楽部。部員たちが目指しているのは、年1回行われている吹奏楽コンクールの頂点、「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれる全日本吹奏楽コンクール(全国大会)です。
筆者は2015年から2019年まで、シリーズ合計4作のドキュメンタリー書籍『吹部ノート』を出版してきました。吹奏楽部員たちが部活に燃える日々の中で書き綴るノートやメモ、手紙、寄せ書き……それらの「言葉」をキーにした、吹奏楽コンクールに青春をかけるリアルストーリーが『吹部ノート』です。
そして今回、シリーズ第1弾から第3弾までを担当していた編集者からオファーをいただき、2020年以来の新作としてシンクロナスで『吹部ノート』が復活することになりました。
これまでの書籍版と同等か、それ以上に充実したストーリーに加え、動画や部活に役立つ各校の練習法なども盛り込んだ内容になっています。都道府県大会、支部大会を経て、夢の全日本吹奏楽コンクールへと至る道筋の中で生まれるドラマや感動を、筆者も全力を投じて執筆していきます。
皆さんにもこのシンクロナス版の新生『吹部ノート』を通じて、「いま」を生きている吹奏楽部員とともに笑い、泣き、かけがえのない青春の美しさを感じていただけたら幸いです。
オザワ部長
第1回は幕張総合高校シンフォニックオーケストラ部(千葉県)が登場します。こちらからご覧ください。
「あるある吹奏楽部」シリーズで大ブレイク、『オザワ部長の吹奏楽部物語』(学研プラス)で「吹奏楽部ドキュメンタリー」という新ジャンルを確立。『吹部ノート』シリーズ(ベストセラーズ)ほかポプラ社、岩崎書店などから発刊の吹奏楽関係著書は20冊以上に及ぶ。朝日新聞「My 吹部 Seasons」、ぶらあぼ「ぶらあぼブラス」連載中。テレビ・ラジオ出演、司会などでも活躍。近著に『いちゅんどー!西原高校マーチングバンド 〜沖縄の高校がマーチング世界一になった話〜』(新紀元社)、『空とラッパと小倉トースト』(Gakken)など。
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🔰シンクロナスの楽しみ方
全国の中学高校の吹奏楽部員、OBを中心に“泣ける"と圧倒的な支持を集めた『吹部ノート』。目指すは「吹奏楽の甲子園」。ノートに綴られた感動のドラマだけでなく、日頃の練習風景や、強豪校の指導方法、演奏技術向上つながるノウハウ、質問応答のコーナーまで。記事だけではなく、動画で、音声で、お届けします!
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