【内野智章】「プロからオファーが来る選手は100%海外でプレーしたいと言う」
【モラス雅輝】「2009年頃と2019年頃で、日本人選手の世界への認識も変わってきた」
【岡崎慎司】「若ければ若いほど無謀な挑戦ができる」
欧州・日本のカリスマ指導者に聞く!
「高卒→欧州はスタンダードになるのか?(前編)」
ゲスト:モラス雅輝さん(SKNザンクト・ペルテン(オーストリア2部テクニカルディレクター)&内野 智章さん(興国高校サッカー部ゼネラルマネジャー)
全3回 | 内容 |
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前編 | カリスマ指導者に聞く「高卒→欧州行き」はスタンダードになるか?←今回 |
後編 | 10代の欧州行き、成功のカギ←12/20(水) |
<テキスト解説> | 岡崎慎司×モラス雅輝×内野智章「高卒→欧州はスタンダードになるのか?〜日本人移籍ルートを考える〜」 |
・トッププレーヤーは何歳で海外に移籍したか?
・2009年の頃と2019年の頃では日本人選手のマインドが変わってきた
・欧州ではどんな若い選手がほしいのか?
・欧州の監督は、通訳なしで会話できる選手を獲りたい
・若ければ若いほど環境に馴染んでくる
・高卒→欧州行きの潮流はあるか?
・高卒からダイレクトでJリーグに行くと出られない
👇前編・視聴時間👇
26分33秒
今回のdialogue w/は、SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)テクニカルディレクターのモラス雅輝氏と興国高校サッカー部ゼネラルマネジャーの内野智章氏との特別鼎談。
近年、日本からは高卒で直接欧州に移籍するケースが急増している。
昨年はDFチェイス・アンリが尚志高校からドイツのシュツットガルトへ移籍したのをはじめ、今年はMF福井太智がサガン鳥栖からドイツのバイエルン・ミュンヘン、FW福田師王は神村学園高校からドイツのボルシアMG、宮原勇太が興国高校からポーランドのグールニク・ザブジェへと挑戦の場を求めた。
いずれも、高校を卒業してJリーグを経由せずに海を渡り、セカンドチームを主戦場に経験を積んでいる。宮原勇太にいたっては高校卒業を待たずに海を渡っている。
ここに興味深いデータがある。
主要メンバーの海外移籍時の平均年齢
アルゼンチン代表・・・19.81歳
フランス代表・・・・・20.40歳
クロアチア代表・・・・20.80歳
日本代表・・・・・・・23.18歳
※参考:カタールW杯メンバースタメンデータ集計
昨年カタールW杯のスタメンを対象に、初めて海外移籍したときの平均年齢を算出したら、日本人選手はいわゆる強豪国の選手と比べて、「およそ3歳」遅く移籍していることがわかった。
一概には言えないが、早く海外移籍することがトッププレーヤーの条件ともとれるデータである。
なぜ10代での欧州移籍が急増しているのか? 若い選手が欧州移籍を成功するカギはどこにあるのだろうか。
今回は、日本人選手の欧州移籍に実際にかかわっているモラス雅輝氏と内野智章氏をゲストに招き、徹底議論する(全2回の1回目)。
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