【フェリペ メンデス監督】「FCサントスの良い選手とは、競争意識の高い選手だ」
U12指導者に聞く「世界と日本、それぞれの育成課題と共通点」(前編)
◾️取材協力
FCサントスU12監督 フェリペ メンデス
川崎フロンターレU12監督 大田和 直哉
柏レイソルU12監督 張ヶ谷 知樹
◾️配信内容
・大会印象や対戦相手の印象
・育成で大事にしていること
・どんな選手を育てたいか/良い選手の基準
・川崎フロンターレの場合:個性(武器)を磨く
・柏レイソルの場合:個性を育てる、主導権を握る、判断を磨く
・サントスの場合:良い選手の基準は「競争意識の高い選手」
◾️視聴時間
27分18秒
今回のdialogue w/は、4月の国際サッカー大会『WORLD FOOTBALL FESTIVAL U-12』に参戦した世界の強豪クラブのU12指導者を直撃!現在、日本と世界が抱える「育成課題」について徹底議論する。
4月3日〜6日、日立柏総合グラウンドにて国連UNASDG IGO主催の『WORLD FOOTBALL FESTIVAL U12』が開催された。記念すべき第1回目大会に参加したのは以下、世界6か国10クラブだ。
参加チーム:FCサントス(ブラジル) 、VVVフェンロー(オランダ) 、セルタ・デ・ビーゴ(スペイン) 、SLベンフィカ(ポルトガル)、BAYI FC(中国) ・柏レイソル(日本) ・川崎フロンターレ(日本) 、コンサドーレ札幌(日本)、横浜F・マリノス(日本)、スポーカル六本木SC(日本)
大会は、4月3日と4月4日に2グループ×5クラブによる予選リーグを経て、最終日の4月6日に順位決定戦が行なわれた。
優勝したのは、ブラジルの名門FCサントス。サントスには、史上最年少となる8歳でナイキと契約したカウアン・バジーレ選手が在籍。ベンフィカとの決勝戦でも華麗なテクニックとアイデアあふれるプレーで逆転勝利(⚪︎2-1)に貢献した。
なお、最終順位は以下のとおり。
優勝:FCサントス(ブラジル)
準優勝:ベンフィカ(ポルトガル)
3位:川崎フロンターレ(日本)
4位:柏レイソル(日本)
※大会公式HPではアーカイブ動画を配信中
https://football-fes.org/
取材に協力していただいたのは、優勝したブラジルのFCサントス、ベスト4に進出した川崎フロンターレ、柏レイソルの監督。いずれも、育成に定評のあるクラブとして知られている。
以前、ワーチャレと呼ばれる『U12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』を優勝したバルセロナU12の監督を取材した際、バルサに入るための最低条件として「キック力のある選手」と答えた。
では、FCサントス、川崎フロンターレ、柏レイソルが考える「良い選手の基準」とはなにか。例えば、FCサントスのフェリペ メンデス監督は「競争意識の高い選手」と即答した。その理由とは?
そのほか、ジュニア世代の現場において、日本と海外ではそれぞれどのような課題を抱えているのか?育成で大事にしていること、育成から見た代表チームの印象(課題)などについて話を聞いた。
前編では指導者インタビュー、後編ではインタビュー内容を見た岡崎慎司選手が独自の「育成論」を語る。ぜひご覧ください(全2回の1回目)。
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