渡部陽一「1000枚の戦場」51～54／1000・サッカーから見た世界情勢
【内容】
渡部陽一氏が撮ってきた膨大な写真の中から1000枚をピックアップし、「戦場のホント」を動画とテキストで解説する。
第13回は「51／1000～54／1000枚目」。
2022年はFIFAワールドカップ カタール大会が盛り上がりましたが、サッカーに対する情熱は、いわゆる紛争地でも熱いものがあるようです。そこで、今回は渡部陽一氏が紛争地のサッカー事情を独自の視点と写真で振り返ります。
「1000枚の戦場」
渡部陽一が解説する「戦場」の日常。近いようで遠い世界の本当の姿を1000枚の写真が映し出す。隔週土曜日に最新回配信。
こんにちは。戦場カメラマンの渡部陽一です。
サッカーというスポーツ。
実は世界規模で、その人気というものは絶大なものを持っています。
特に戦場カメラマンとして、紛争地で見てきた子供たちのサッカーへの情熱というものは戦場という場所であっても、生きていく最後の力になっていたんです。
こちらの写真。男の子がサッカーボールを器用に頭に乗せてバランスをとっています。
場所は中東のイラク首都バグダッド。
イラクは中東の中でもサッカー大国であり、サッカーの人気というものも絶大な力を持っています。
それに長い間戦争が続いていたイラクでも、子供たちは場所やサッカーボール、スポーツウェアを用意できた時、地域の方々が集まり、子供たちのサッカー教室を開いていたんです。
子供たちの将来の夢を聞くと、「将来はイラク代表選手になり、ワールドカップ世界舞台でイラク代表として戦うこと」、これが男の子でも女の子でもサッカーをしている子がたくさんいて、いかにイラクの中でサッカー人気が強いものなのか痛感した出会いでした。
（この他にも渡部陽一さんが撮影した世界各地の貴重な写真が！……続きはフルバージョンで✅）
【その他の写真】
・写真8/1000：人道回廊で蜂の巣にされた車
・写真12/1000：並ぶ戦車（ウクライナ）
・写真17/1000：溶けたロシア軍戦車
・写真19/1000：広大なひまわり畑
・写真23/1000：忘れられた孤島「スーダン」
・写真27/1000：タリバーンが力を再興させた「アフガニスタン」の今
・写真31/1000：新疆ウイグル自治区で暮らす人々
・写真35/1000：「トランプ・共和党」熱狂の背景を映した1枚
・写真39/1000：金日成・正日が示す威光
・写真46/1000：ウクライナの悲しみを表した赤と黒の旗を羽織る少年
👇毎配信をまとめて視聴は以下より👇 （今回の動画は12月に撮影しました）
「戦場」の真実をどのくらいの人が理解しているか。戦場にある悲惨な現実。犠牲になるのは子どもたち。一方で、戦場にいる人々は「私たちと同じ」日常を持っている。これも「戦場の本当の姿」――。戦場カメラマン渡部陽一が撮ってきた写真の中から、1000枚をピックアップ。写真とともにその背景を知る。「戦場の真実」と「世界の本当」を学ぶ。
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