著者のエッセンスがすべて込められている

 歴史家・乃至政彦が話題の歴史本を紹介するシリーズ。今回は2023年『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞した作家・垣根涼介氏のデビュー作『光秀の定理』を紹介します。

 数ある「本能寺の変」小説の中でも異彩を放つ極北の名作。10年前の作品でも新しく、「歴史小説家・垣根涼介という人のエッセンスがここにすべて込められている!」と乃至政彦氏。自らも『光秀の武略に学ぶ』を執筆した著者が思うこととは?

内容
・垣根涼介氏の小説の特徴「独自性が強く、毎回作風が変わっている」
・『光秀の定理』に描かれた「本能寺の変」の面白さ、他との違いは?

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