「戦国時代」の日常とは?

 桶狭間合戦、関ヶ原合戦など、いまだ謎多き戦国合戦を最新研究と独自の考察で解き明かす『戦国大変 決断を迫られた武将たち』(発行:(株)日本ビジネスプレス 発売:ワニブックス)​が発売中の乃至政彦。今回は『戦国大変』の話に関連させながら、本書の読者から寄せられた「戦国時代」に関する質問に答えていく。

【動画内容】
・『戦国大変』の時代背景を教えてください。
・戦国時代の“一般人”はどんな生活をしていた?
・戦がないときの武士の日常は?
・武士は普段から鍛錬をしていた?集団戦の訓練方法は?

 私たちは「戦国時代」と聞くと、“戦”のある生活が整備された社会を想像しがちである。武士は“戦”のプロフェッショナルであり、百姓や商人などの一般人も“戦”のある日常に適応している状態にあると。

 しかし、乃至政彦氏は「戦国時代」を「試行錯誤の時代」と表現する。

 「あらかじめルールがあったわけではないので、それぞれの大名ごと、時代ごとに個性的な考えをもって対応していくのが戦国時代なんです。」

 “戦”があたりまえにならざるを得ない時代に武士は何を考え、どのような生活を送っていたのか。また非日常的な“戦”に巻き込まれる一般人は生きていくために何をしなければならなかったのか。

 「戦国時代」をより深く知るために、その時代を生きた生身の人々の「試行錯誤」に焦点をあてる。

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